FRUITS TIME

肉片

4/3

 

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毎日みつくんは先に寝て、わたしは起きている。みつくんのが先に起きるしわたしはずっと寝てる。なんかこういうことって歌詞とかで見た気がするしどっかで聞いた気もするけどその意味がわかった。自分のからだに沁みてる睡眠のこと。ねむりは液体で上からゆっくりかかってきて全身にまわってく。いつも足先からからだが寝ていく気がする。

 

夜勤したあとはいつも本当のねむさがやってきてそのねむりをねむりたえることができる。ひとりで住んでた時は精神面もあったかもしれないけどどれだけ小さくうずくまって寝ても本当の眠りがおとずれることは無くて辛かった。

昔五十嵐くんが人といないとよく眠れないといって、うちにいてもよく寝ていたの思い出す。鈴木いずみとか、人のいるところじゃちっとも眠れないって言ってた女の人の気持ちも想像できる。わたしは外でもどこでも誰といても眠れるけど。でもほんとの眠りじゃない。

 

 

まつエクのせいで目が完全に閉じられないみたいで寝てるあいだ涙が出て、朝起きて目が開かないくらいどろどろになっている。つかれた。他のこと考えたい。もっと別のこと。来週末は軽井沢にウェデイングアクセサリー見にいくから、それはそれでたのしみに思う。わたしの気持ちをわかってくれる4月がいい。ツェランの雲の墓は、きっとほんとうの眠りをわかっている。

3/22

 

 

夜勤。

なんで、わたしがここまでやってんのに、ちゃんと仕事してくれないんですか?!ってことが多かった。頼んだこときちんとやってほしい。それってわたしにも大概言えることで、頼まれたことちゃんとやろうって思った…。こんなにムカつくので…。

 

打算的しかも全部演技ってときに良いことが起きた  こんなこともある

3/19

 

 

1時間動かなくて止まってる電車んなかで19歳のとき友達の家まで行ったけど泊めてくれる友達がバイトから帰ってきてなくて人んちのアパート前で体育座りで寝てたことを思いだした  どこでも寝られそうだねって言われたけどほんとうにそう  昨日人に山本直樹の話をしたから夕方のおともだちを持ってきていて止まった電車のなかで3回読んだ  こんな漫画だったっけな?と思う

この人も沈黙のコマで無言のセリフを書いてる 静止で感情表現するのと似てる  人の真ん中にあるものが不在という感じ  不在のことはいつも考える 自分の実感として確かなもののうちのひとつ  仕事をしていても不在の感じはある 山本直樹読んでてこういう言い方になるけどなんとなくなにかから醒めかかっている気分ではいる  飽き性なのわかっていたけど最近激しくて好きかなって思うものにも2日くらいで飽きる  ここ2年くらいかけて完全に醒めたものもあって悲しい 買ったばかりの物を捨ててしまう

3/18

 

最近よく東上線乗ってる。わたしの知ってる東上線が昔と全然違ってる感じがする。(というか成増までの各停にしか乗ったことないからかもしれない)

電車に乗り換えるときの記憶はあるが電車内での記憶はない。寝てるのかも?寝てるのかどうかの記憶がない。こういう記憶があるないみたいなことばかり考えている。

泣きながらかかってきた電話にでた。あと昨日飲みに行ったんだけど、そのとき顔を真っ赤にして話してくれた話がうれしかった。いいことも聞けた。

 

同期からのさゆみが帰ってくるよっていう連絡。

 

 風邪ひいている。結婚式の二次会に呼ばれたのに嘘ついて断った。

3/5

 

 

2万円で新しい自転車買った。20インチの買うときに、大きいのじゃなくていいの?ってあれほど聞いたのに!って怒られたけど、通勤を自転車にすることにしたし自分を自分で許した。電車で通っても自転車で通っても時間が一緒なので…。

自転車を買ったのでみつとふたりでサイクリングした。北千住でサンローゼに寄って、そのまま天気が良かったので池袋まで行ってきた。1時間?くらいかかった。自転車がいい自転車だったのかぜんぜん疲れなくてよかった。

 

初めて荒川を千住大橋と扇大橋から渡った。大きい川にかかる橋を自転車で渡ることに感動して、そのときいろいろ思ったのに、日暮里とねりライナーが走っていくのをみていたら全部忘れてしまった。

 

そのあと酒飲んで銭湯に行った。銭湯に浸かりながら、最近自分のことや他人のことを考えたりする時間が自分になくて、仕事してるか家で寝てるか、起きてる時はみつと話したり生活したりしているからもう自分のこと考えてないな!って思った。銭湯に浸ってるとき久々に自分の思ってることをまとめたり記憶を正しくしたりした。

なんかもう、1月すぎから完全にパンク状態で親とか連絡すればいつ結婚すんのか聞かれるし、どうやったらそんなん聞かれんで済むかなって思ってる   もう誰かのために何かしたりできないのにってそう思う

千住大橋から荒川を見下ろしてただそれだけで毎日終わっていけばいいのにって思った。あの頃学校の帰り道で買った菓子パンと同じパンを買って食べる。わたしが最も大切にするものたち。