FRUITS TIME

肉片

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午前中は家事をして、15時くらいに家を出て都現美へ。家から25分くらい。けっこう近い。
キセイノセイキ展。ひとりで来るとどこに時間をとるか、どこで戻ってみるか、などなどの自由行動ができて楽。でも心細かった。(美術関係者が多かったからかも)
 
藤井光さんの展示。こういう時文字で書く意味がないなと思うんだけど、からっぽのショーケース、なにも写っていない写真。真っ白なスペースで、キャプションには戦争資料の数々が羅列されている。拾ってきた写真です。今日は人いっぱいでした。
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「不在」「空白」のことをいつも考えているのでこうやってかたちにしてあるものを目で見ることができてうれしい。整然としているスペースとちがって展示内容はすっきりしたものではなく、空襲で焼けた町や折り重なった多くの遺体のこと、焼けた防空ずきん、爆撃にあったときに着ていた服など。しかし透明になっていて目にみえない。
 
橋本聡さんの展示。バレリーナが踊りながら客の群衆ビデオカメラで撮影している。アーティスト本人が木の棒で壁を壊していた。その他歌を歌っている人や楽器を演奏している人や両手両足を縛られてる人、フェンスに丸めた紙をつめている人などがいた。
いろいろなところに指示があるので従うことができる。
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ピンヒールのお姉さんに足を踏んでもらえる。会田誠さんいた。

 
アルトゥル・ジミェフスキの《繰り返し》
スタンフォード監獄実験」を再度行うという作品。アートスケープのレビューにもあったけど、810号のやさしさに救いがあるなと思った。ソファーに座ってぜんぶ見た。映像作品をぜんぶ見たの久しぶり。
 
戦争の映像は閉館時間が迫っていて少ししかみられなかった。コレクション展もほとんど走ってみた。リキテンシュタインはヘアリボンの少女(かわいいやつ)。ホックニーは京都行ったよ〜ってやつがかわいかった。豊島康子さんの作品「振り込み」好きだった。わ〜!出た〜!って言ってる人がいた。わたしもそう思った。
 
さいごのさいごにみたのが宮島達男さんのパネル。点滅するいくつもの数字をみていたら目が潰れて、黒い丸しかしばらくみえなかった。嬉しくて走って出てきた。この時まで都現美しばらく閉館するの知らなかった。最終日行けてよかったです。東京に住んでてラッキーでした。
 
帰りにマルイに寄って箸買った。同居人が鹿児島から帰ってきてボンタンアメくれた。
いい日だったしベンジェリーズのチェリーガルシアを食べるか〜と思って買ったらちゃんとチェリーガルシアの棚から取ったはずなのに、ブラウンシュガーブロンディーを購入してしまう。老人かよ。茶色い砂糖が塊で入ってました。
 
 
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