FRUITS TIME

肉片

2/11

 

20そこそこの頃は自分の気持ちを誰もわからないと思っていたしそれが不幸の温床だったけど、今は誰かにもう少しわかってもらえないんだろうかってことばかり考える  寂しさからとかではなく 自分もそういうふうに他人を意識してる  他人にとっての自分の気持ち

 

わかっているところもあるのに、覚めかかっていても覚めてこない  でも人生が一回だけならわたしにとって  

 

お気に入りのじいさんが死んだ  わたしのチョコパイを半分勝手に食べたじいさん  かわいい死に顔  ゆくもののかんばせに死相などないね